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寿という獣

みなさん、こんにちは。ハッピーラボです。

早いもので2021年ももう二月、
そんな2021年の干支をご存じですか?
そうです、今年は丑年です。
昨年は子年で、来年は寅年です。
このように、毎年干支は変わります。
その干支は全部で12種ですが、
この12種をすべて合体させた「寿」という獣をご存じでしょうか。
もちろん現実にいる生き物ではなく、
江戸時代後期の浮世絵師、
遠浪斎重光(えんろうさいしげみつ)が描き残した作品の中に登場します。
頭は子、角は丑、肩と腹は寅、耳は卯、首は辰、尾は巳、鬣は午、
髭は羊、前肢は猿、鶏冠は酉、後肢は戌、背は亥となっています。
イメージがぴんと来ない人は下の絵を参照してください。
また、歌川芳虎という浮世絵師は「家内安全を守る十二支」という題で、
同じような十二支が合体したような生物を作品にしています。

縁起のいいものを全部くっつけたらもっと縁起がいい、
というようなコンセプトで作られであろう作品、そして名前が寿と、
そのシンプルさと遊び心に過去の浮世絵師たちに妙な親近感を覚えました。

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