みなさん、こんにちは。ハッピーラボです。
本日4月2日は120年前に「怪談(Kwaidan)」が出版された日なんですね。
「怪談(Kwaidan)」は「小泉八雲」が日本各地に伝わる民話や伝承等を、
八雲自身の独自の解釈を加えて文学作品としてよみがえらせたものです。
内容としては、我々日本人であれば一度は耳に、目にしたことがあるであろうものばかりで、
「耳なし芳一」や「ろくろ首」、「雪女」等が収められています。
著者である「小泉八雲」は、出生名を「パトリック・ラフカディオ・ハーン」と言い、
ギリシャ西部のレフカダ島というところで生まれました。
そこから19歳の時にアメリカへ移住し、ジャーナリストとして文筆が認められるようになり、
ニューオーリンズに住んでいたころに万博で出会った日本の文化と、英訳された「古事記」を読んだことがきっかけで来日しました。
その後は中学校の英語教師や、大学で英文学の講師を務めていたそうです。
その間に「小泉セツ」と結婚し、日本に帰化したことで「小泉八雲」と名前を変えました。
この妻であるセツの協力が「怪談」の完成には不可欠だったのです。
日本語がうまく話せなかった八雲はセツに口頭で物語を説明してもらい、それを元に執筆を行ったそうです。
「怪談」の英語タイトルが「Kwaidan」なのも、明治頃まで日本では言葉により「か」と「くゎ」を使い分けていたらしく、
セツの話を聞きながら執筆していたためにそういった表記になったという説があります。
そんなセツの事を八雲は「世界一よきママさん」と言い溺愛していたみたいです。
ちょっと季節外れですが、皆さんもジャパンホラーの原点の一つでもある怪談を読んでみてはいかがでしょうか??
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