みなさん、こんにちは。ハッピーラボです。
本日5/7は日本で初めて博士が誕生した日なんだそうです。
どういうことなの??となっている方もいると思うので説明いたしますと、
1888年の5月7日に
《文学博士》 加藤弘之、重野安繹、外山正一、小中村清矩、島田重禮
《法学博士》 箕作麟祥、鳩山和夫、穂積陳重、菊地武夫、田尻稲次郎
《医学博士》 池田謙斎、橋本綱常、高木兼寛、三宅秀、大澤謙二
《理学博士》 矢田部良吉、伊藤圭介、菊池大麓、山川健次郎、長井長義
《工学博士》 松本荘一郎、古市公威、原口要、長谷川芳之助、志田林三郎
以上の25名に博士号が授与されました。
この時の博士号は論文の提出等は必須の条件ではなく、教育や社会への貢献が評価されたもので、
今日使われているところの「名誉博士」の意味合いが強かったそうです。
実際にいずれの方も大変社会に対して貢献された方々で、
植物学者であった伊藤圭介氏は、この時期耳にしない日は無いと言っても過言ではない、
「花粉」や「おしべ」、「めしべ」といった用語を作り、本草学の基礎を築きました。
医学博士であり海軍軍医だった高木兼寛氏は、
軍艦の乗組員たちに脚気(かっけ)の患者が多く、原因解明のために研究を重ねます。
そして、脚気の原因が栄養不足であることを発見し、治療のために「海軍カレー」を考案、
更に、この時の研究がのちにビタミンの発見につながりました。
こういった偉大な博士たちの研究の末に今の我々の生活が成り立っているのだと考えると、
なんだか感慨深いですね。
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